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絹行灯
ふりがな文庫
“絹行灯”の読み方と例文
旧字:
絹行燈
読み方
割合
きぬあんどん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きぬあんどん
(逆引き)
有明の
絹行灯
(
きぬあんどん
)
は、少し
艶
(
なまめ
)
かしく
枕屏風
(
まくらびょうぶ
)
の影を青畳に落して、馴れない平次には結構過ぎて寝心地が悪いくらい。
銭形平次捕物控:027 幻の民五郎
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
善美を尽くしたお寝間には、
仄
(
ほの
)
かに
絹行灯
(
きぬあんどん
)
が
点
(
とも
)
っていた。その光に照らされて、美々しい
夜具
(
よのもの
)
が見えていたが、その夜具の
襟
(
えり
)
を洩れて、上品な寝顔の見えるのは金一郎様が睡っておられるのであった。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
其処
(
そこ
)
には、ざっと酒肴を用意して、殿——大膳正を待っている様子。隣の部屋を覗くと、恐ろしく
贅沢
(
ぜいたく
)
な夜の物に、
金環
(
きんかん
)
の
蚊帳
(
かや
)
が
霞
(
かす
)
んで、
絹行灯
(
きぬあんどん
)
の灯がほのぼのと照らして居ります。
奇談クラブ〔戦後版〕:10 暴君の死
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
絹行灯(きぬあんどん)の例文をもっと
(3作品)
見る
絹
常用漢字
小6
部首:⽷
13画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
灯
常用漢字
小4
部首:⽕
6画
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