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結託
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けったく
ふりがな文庫
“
結託
(
けったく
)” の例文
……吹屋の
棟梁
(
とうりょう
)
と
結託
(
けったく
)
して小判を吹きわけて純金分だけにしておけば、ほんのわずかの量ですむ。……まあ、手前はこう睨んだ。
顎十郎捕物帳:07 紙凧
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
ところがここにまた、
天満
(
てんま
)
浪人の常木
鴻山
(
こうざん
)
、
俵
(
たわら
)
一八郎などと申す者あって、江戸の隠密どもと
結託
(
けったく
)
なし、御当家の内秘を探りにかかっております
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
なぜなれば、彼が、神戸三七信孝を立て、すでにその信孝と事前に
結託
(
けったく
)
していることは、隠密の沙汰ではなく、公然、知れわたっていたからである。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
てまえが聞き入れた事では、伊丹城の重臣の二、三が
結託
(
けったく
)
して織田家のきびしい
監視
(
かんし
)
の眼をくぐり、沢山な糧米や
穀物
(
こくもつ
)
を闇売りいたしたのが、安土へ知れたのが、
因
(
もと
)
かと思われまする
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“結託”の意味
《名詞》
結託(けったく)
助け合うこと。団結すること。多くは協力して悪いことをすることについて言う。
(出典:Wiktionary)
結
常用漢字
小4
部首:⽷
12画
託
常用漢字
中学
部首:⾔
10画
“結”で始まる語句
結
結構
結婚
結局
結果
結城
結納
結目
結綿
結縁