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紺羅紗
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こんらしゃ
ふりがな文庫
“
紺羅紗
(
こんらしゃ
)” の例文
上品な
紺羅紗
(
こんらしゃ
)
のマントに同じ色の白リボンの中折れという馬鹿馬鹿しくニヤケた服装が、不思議に似合って神妙な遊芸の若先生に見えた。
あやかしの鼓
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
両側に桜並み木のずっとならんだ
紅葉坂
(
もみじざか
)
は急
勾配
(
こうばい
)
をなして海岸のほうに傾いている、そこを倉地の
紺羅紗
(
こんらしゃ
)
の姿が勢いよく歩いて行くのが見えた。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
やがて、小姓達の少年が二人、厚い錦の
褥
(
しとね
)
と、
莨盆
(
たばこぼん
)
を縁側にもたらしたと思うと、
鞘形綸子
(
さやがたりんず
)
の寝巻に、
紺羅紗
(
こんらしゃ
)
の羽織を羽織った三斎、なるほど、めっきり
窶
(
やつ
)
れを見せて出て来た。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
山本千太郎(一八)はこの由を直ちにホテルの支配人竹村氏に知らせたるを
以
(
もっ
)
て、同氏は直ちに現場に到りしに、岩形氏は
紺羅紗
(
こんらしゃ
)
の服に、茶褐色の厚き外套を着し、泥靴を
穿
(
は
)
きたるまま
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
紺
常用漢字
中学
部首:⽷
11画
羅
常用漢字
中学
部首:⽹
19画
紗
漢検準1級
部首:⽷
10画
“紺”で始まる語句
紺
紺青
紺碧
紺屋
紺絣
紺飛白
紺暖簾
紺足袋
紺青色
紺地