“素々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もともと71.4%
もと/\28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
素々もともと木曜日は吉川さんの日でございますよ。偶然木曜日に終って又偶然木曜日に始まったからって、責任に問われては、私、迷惑致します」
求婚三銃士 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
ところが素々もともと事大じだい思想にとらえられていた朝鮮は左顧右眄さこうべん、容易に日本に信頼するの態度を示さざる結果、ついにあんな仕末になってしもうたのである。
何をせえます、あなたは何も知らねえ事、素々もと/\こちとらが始めた仕事です、仮令たとえの様な事が有ろうとも決して旦那に御迷惑は掛けません、さアうなるからは仕方がねえや
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
決して手前をとがにはせん、白状さえすれば素々もと/\通り出入もさせてやる、此の秋月が刀にかけても手前を罪に落さんで、相変らず出入をさせた上に、お家の大事なれば多分に手当をいたしてるように
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)