“紛然”の読み方と例文
読み方割合
ふんぜん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あらゆる角度をもって雑然紛然(ふんぜん)と立ち並ぶ大通り、横丁、抜け道……東京じゅうのどこを探したって浅草公園ほどよくできた迷路があるだろうか。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
紛然(ふんぜん)雑然(ざつぜん)糅然(じゅうぜん)としてあたかもコンノート殿下歓迎の当時における都人士狂乱の態度を以(もっ)て脳裏をかけ廻る。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
もし集めた書籍であるとすれば、其処(そこ)に何か全体に通ずる脈絡(みやくらく)を具(そな)へてゐなければならぬ。しかし僕の架上(かじやう)の書籍は集まつた書籍である証拠(しやうこ)に、頗(すこぶ)る糅然(じうぜん)紛然(ふんぜん)としてゐる。
蒐書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)