“雑然紛然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごたごた50.0%
ごちゃごちゃ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
再び見る東京の雑然紛然ごたごたとした過渡期の空気に包まれていたことも、半蔵の想像以上であった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
この雑然紛然ごちゃごちゃとした空気の中で、伊勢崎屋へ来て就く奥のチャブ台の前で、十年一日のような信仰に生きて来た真勢さんがそれとなく捧げる食前の祈祷に、人知れず安息日を守っているということは
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)