純綿じゅんめん)” の例文
余は今、純毛じゅんもう純綿じゅんめんのベッドによこたわりながら、昨日に引続き、スカパフロー発の第二報の原稿を書いているところである。
沈没男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「五等まで純綿じゅんめんのタオルだそうだよ。俺はタオルがねえんでね」
親方コブセ (新字新仮名) / 金史良(著)
醤は、サロン一つの赤裸あかはだかであった。くびのところに、からからんと鳴るものがあった。それはこの土地に今大流行の、けだものきばを集め、穴を明けて、純綿じゅんめんひもを通した頸飾くびかざりであった。