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紋羽
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もんぱ
ふりがな文庫
“
紋羽
(
もんぱ
)” の例文
重二郎も振返り/\出て
往
(
ゆ
)
きました。其の跡へ入って来たのは怪しい
姿
(
なり
)
で、猫の
腸
(
ひゃくひろ
)
のような
三尺
(
さんじゃく
)
を締め、
紋羽
(
もんぱ
)
の
頭巾
(
ずきん
)
を
被
(
かぶ
)
ったまゝ
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と云いながらずっと出た男の
姿
(
なり
)
を見ると、
紋羽
(
もんぱ
)
の綿頭巾を
被
(
かむ
)
り、
裾短
(
すそみじか
)
な
筒袖
(
つゝそで
)
を
着
(
ちゃく
)
し、
白木
(
しろき
)
の
二重廻
(
ふたえまわ
)
りの
三尺
(
さんじゃく
)
を締め、
盲縞
(
めくらじま
)
の股引腹掛と云う
風体
(
ふうてい
)
。
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
頻
(
しき
)
りに争うておる処へ、ガラリと縁側の障子を開けて這入って来た男を見ると、
紋羽
(
もんぱ
)
の綿頭巾を
鼻被
(
はなっかむり
)
にして、
結城
(
ゆうき
)
の
藍微塵
(
あいみじん
)
に
単衣
(
ひとえもの
)
を重ねて着まして、盲縞の腹掛という
扮装
(
こしらえ
)
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
福松
(
ふくまつ
)
という店を預かっている若者が指図をして、店の飾り附をして居ると、門口へ来ました男は
穢
(
きた
)
ないとも穢なく無いとも、ぼろ/\とした汚れ切った
毛布
(
けっとう
)
を巻き附けて、
紋羽
(
もんぱ
)
の綿頭巾を被って
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
紋
常用漢字
中学
部首:⽷
10画
羽
常用漢字
小2
部首:⽻
6画
“紋羽”で始まる語句
紋羽二重