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紅羅
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がんぴ
ふりがな文庫
“
紅羅
(
がんぴ
)” の例文
土が白い色して、
杜若
(
かきつばた
)
の花、
紅羅
(
がんぴ
)
の
莟
(
つぼみ
)
も、色を
朧
(
おぼろ
)
に美しい。
茱萸
(
ぐみ
)
の樹を出ますと、真夜中の川が流れます。紀行を思うと、渡るのが
危
(
あぶな
)
っかしい。生えた草もまた白い。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ほとんどつけ根へ
露呈
(
あらわ
)
なのですが、段々瞳が
定
(
き
)
まると、
真紅
(
まっか
)
な
紅羅
(
がんぴ
)
の花を
簪
(
かんざし
)
にして、
柳条笹
(
しまざさ
)
のような
斑
(
ふ
)
の入った薄い
服
(
きもの
)
、——で青いんだの、赤いんだの、
茱萸
(
ぐみ
)
の実が玉のごとく飾ってある。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
紅
常用漢字
小6
部首:⽷
9画
羅
常用漢字
中学
部首:⽹
19画
“紅”で始まる語句
紅
紅葉
紅蓮
紅絹
紅玉
紅色
紅白粉
紅梅
紅殻
紅味