“糯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もち70.0%
もちごめ30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いったい蛮土ばんどの物は濃厚のうこうで、日本の物は淡味たんみです。菓子でも、干柿ほしがきもちの甘味で、十分舌に足りていたものが、砂糖に馴れると、もうそれでは堪能たんのうしなくなります
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
普通種もち米 一四・三〇 八・五〇 三・二〇 七二・一〇 一・〇〇 〇・九〇
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
ハゼと云うのは、もちごめってふくらましたものを申しますな。どう云う字を書くか存じませんが、多分あれを炒る時にぜるからハゼと申すのでしょうか。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「化粧に、顔へけるものさ。鉛華えんかもあれば、もちごめの粉でこしらえたものもある」
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)