もち)” の例文
いったい蛮土ばんどの物は濃厚のうこうで、日本の物は淡味たんみです。菓子でも、干柿ほしがきもちの甘味で、十分舌に足りていたものが、砂糖に馴れると、もうそれでは堪能たんのうしなくなります
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
普通種もち米 一四・三〇 八・五〇 三・二〇 七二・一〇 一・〇〇 〇・九〇
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
もちの田はいまださ青し夜霧立ち香に立つ稻のその葉さやらふ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
陸稲┌もち 六斗五升
もちの田はいまださ青し夜霧立ち香に立つ稲のその葉さやらふ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
山の田のもち米の穂は霧雨の今の小雨の露つけてをる
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
もちす、あやめ祭のいとなみに
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)