“淡味”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うすあじ50.0%
たんみ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
豆腐蒸とうふむしと行きましょうか。ごくごくの淡味うすあじにして、黄身餡きみあんをかけてもらいましょう。焼物は、魴鮄ほうぼうの南蛮漬。口がわりは、ひとつ、手軽に、栗のおぼろきんとんに青柳あおやぎ松風焼まつかぜやき
顎十郎捕物帳:16 菊香水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
いったい蛮土ばんどの物は濃厚のうこうで、日本の物は淡味たんみです。菓子でも、干柿ほしがきもちの甘味で、十分舌に足りていたものが、砂糖に馴れると、もうそれでは堪能たんのうしなくなります
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)