糞堆ふんたい)” の例文
低気圧が来る時には噴出が盛んになって麦藁帽くらいき上げるなどと話しました。それから小作人の住宅や牛小屋、豚小屋、糞堆まで見て歩きました。
先生への通信 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
固有でない環境に置かれれば錦繍でもきたなく、あるべき所にあれば糞堆もまた詩趣があるようなものであろう。
沓掛より (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
虫の中でも人間に評判のよくないものの随一である。「蛆虫めら」というのは最高度の軽侮を意味するエピセットである。これはかれらが腐肉糞堆をその定住の楽土としているからであろう。
蛆の効用 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
これは彼らが腐肉や糞堆をその定住の楽土としているからであろう。
自由画稿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)