“ふんたい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
粉黛78.3%
糞堆17.4%
粉体4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いささか粉黛ふんたいを施し、いささか彩色を加えていて、上品な皮肉をたたえ、媚態に富み、崇拝に価する——そういう婦人たちのだれかに。
神の剣 (新字新仮名) / パウル・トーマス・マン(著)
固有でない環境に置かれれば錦繍きんしゅうでもきたなく、あるべき所にあれば糞堆ふんたいもまた詩趣があるようなものであろう。
沓掛より (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
そしてこの研究に芽生えた思想は、粉体ふんたいの特殊な性質の研究や割れ目の理論を経て、ついに先生晩年における「生命と割れ目」の論文まで、発展して行ったのである。