“粮(かれひ)” の例文
そこより入り幸(い)でまして、悉に荒ぶる蝦夷(えみし)ども一四を言向け、また山河の荒ぶる神どもを平け和して、還り上りいでます時に、足柄(あしがら)の坂下(もと)に到りまして、御粮(かれひ)聞(きこ)し食(め)す處に、その坂の神
初め天皇、難(わざはひ)に逢ひて、逃げましし時に、その御粮(かれひ)を奪(と)りし猪甘(ゐかひ)の老人(おきな)を求(ま)ぎたまひき。ここに求ぎ得て、喚び上げて、飛鳥河の河原に斬りて、みなその族(やから)どもの膝の筋を斷ちたまひき。
ここに市の邊の王の王子たち、意祁(おけ)の王、袁祁(をけ)の王八二柱。この亂を聞かして、逃げ去りましき。かれ山代(やましろ)の苅羽井(かりはゐ)九に到りまして、御粮(かれひ)きこしめす時に、面(め)黥(さ)ける老人來てその御粮(かれひ)を奪(と)りき。