ませ)” の例文
ませのうちなる白菊、というのは真瀬ませいちという按摩の金貸しのお嬢さん。われら(吾良)というのは憶良おくらの弟子ぐらいにあたる貧乏な詩人。かくしつつ、というのは確執かくしつして。
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
日あたりのませの白菊小町菊盛り過ぎつつなほししづけさ
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ませに、に、——これやまた、法子兒ほうしご
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
ませに、木の間に、——これやまた野の法子兒ほふしご
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
ませのうちなる白菊も
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ませのうちなる白菊も
だいこん (新字新仮名) / 久生十蘭(著)