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簀垣
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すがき
ふりがな文庫
“
簀垣
(
すがき
)” の例文
それは
不弥
(
うみ
)
の国から引き上げて来た
奴国
(
なこく
)
の
兵士
(
つわもの
)
たちの明りであった。訶和郎と香取は
忍竹
(
しのぶ
)
を連ねた
簀垣
(
すがき
)
の中に身を
潜
(
ひそ
)
めて、彼らの近づくのを待っていた。
日輪
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
一一四
簀垣
(
すがき
)
朽頽
(
くちくづ
)
れたる
間
(
ひま
)
より、
荻
(
をぎ
)
薄
(
すすき
)
高く
生
(
おひ
)
出でて、朝露うちこぼるるに、袖
一一五
湿
(
ひ
)
ぢてしぼるばかりなり。壁には
蔦
(
つた
)
葛
(
くず
)
延
(
は
)
ひかかり、庭は
葎
(
むぐら
)
に
埋
(
うづ
)
もれて
一一六
秋ならねども野らなる宿なりけり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
簀
漢検1級
部首:⽵
17画
垣
常用漢字
中学
部首:⼟
9画
“簀”で始まる語句
簀
簀子
簀巻
簀戸
簀垂
簀框
簀蓋
簀捲
簀掻藁
簀子縁