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符節
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ふせつ
ふりがな文庫
“
符節
(
ふせつ
)” の例文
さうかと言つて、急に此の家を出るといふ話ではなかつたらしく、昨夜のことは、お島や伊八の話と
符節
(
ふせつ
)
を合せたやうに同じです。
銭形平次捕物控:155 仏像の膝
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「ふウム? ——」と万太郎は金吾と眼を見合せて、自分の踏んで来た径路に
符節
(
ふせつ
)
を合して考えこみました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
六波羅の陥落と遠い東国の
蜂起
(
ほうき
)
とが、日まで、
符節
(
ふせつ
)
を合わしたごとくおこなわれたその遠謀のたしかさに
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
平次は其處に時松を留め置いて、
相模屋
(
さがみや
)
に引つ返し、娘のお峯を呼出して、耻かしがるのを、いろ/\
撫
(
なだ
)
めすかし乍ら訊き出すと、この話も、
符節
(
ふせつ
)
を合せたやうに、時松の話と一致します。
銭形平次捕物控:305 美しき獲物
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
偶然——その口書の内容と、今、日本左衛門がここで一同に話したこととは
符節
(
ふせつ
)
がピッタリと合っている。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
幸三郎の言ひわけは、伜の幾松と
符節
(
ふせつ
)
を合せて居ります。
銭形平次捕物控:253 猫の首環
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「それや双方の思いが、はからず
符節
(
ふせつ
)
を合わせたわけじゃ。……どこで語ろう」
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
兵が目撃したという所と、この報告書とは、
符節
(
ふせつ
)
を合したように一致していた。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
はからずも、彼が
長柄
(
ながら
)
の
埠頭
(
ふとう
)
で知った風説と、それは
符節
(
ふせつ
)
が合っている。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、
符節
(
ふせつ
)
をあわせたように、一致していた。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
符
常用漢字
中学
部首:⽵
11画
節
常用漢字
小4
部首:⽵
13画
“符”で始まる語句
符牒
符
符号
符合
符徴
符籙
符水
符號
符丁
符調