“立枠”の読み方と例文
読み方割合
たてわく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あれはあの時云うたやないの、あの勘定が三百五十円懸ったのんを、薔薇ばらの羽織と、立枠たてわくと花丸の衣裳いしょうを売って払うたんやわ」
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
と店つづきの部屋で、独りぽつねんと長火鉢ながひばちの前に坐っている彼女にいわれ、二階から妹たちも一人一人降りて来て挨拶あいさつするのだったが、彼女はねずみ立枠たてわくの模様のある新調のお召を出して見せ
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
立枠たてわく模様の水浅葱みづあさぎ、はでな単衣ひとへたれども
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)