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立往生
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たちおうじょう
ふりがな文庫
“
立往生
(
たちおうじょう
)” の例文
我々は冬になると新聞に、「裏日本一帯の吹雪、各列車
立往生
(
たちおうじょう
)
、ラッセル車出動」などの文字を度々見るのである。
雪
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
どうせ
家
(
うち
)
を出る時に、
水盃
(
みずさかずき
)
は済まして来たんだから、覚悟はとうからきめてるようなものの、いざとなって見ると、こんな所で
弁慶
(
べんけい
)
の
立往生
(
たちおうじょう
)
は御免
蒙
(
こうむ
)
りたいからね。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
立往生
(
たちおうじょう
)
をする代りに、籠堂へ坐り込んで一夜を明かした、が、百八
煩悩
(
ぼんのう
)
を払うというなる
初瀬
(
はつせ
)
の寺の夜もすがらの鐘の音も、竜之助が尽きせぬ
業障
(
ごうしょう
)
の闇に届かなかった。
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
彼は判断を下し
兼
(
か
)
ねて、
寧
(
むし
)
ろ判断をしようともせず、一瞬間そこに
立往生
(
たちおうじょう
)
をしていた。
灰神楽
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
僕は
立往生
(
たちおうじょう
)
をしていた。そして怪物どものさわぎを、見まもっているしかなかった。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
長安は空部屋をさがして
支度
(
したく
)
せよといったが、
見渡
(
みわた
)
したところ、みなどうどうたる
大名紋
(
だいみょうもん
)
の
幔幕
(
まんまく
)
ばかりで、そんなところはありそうもなく、五人の
勇士
(
ゆうし
)
も、それには、ちょッと
立往生
(
たちおうじょう
)
していると
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
往
常用漢字
小5
部首:⼻
8画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
“立往”で始まる語句
立往