“たちおうじょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
立往生100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は判断を下しねて、むしろ判断をしようともせず、一瞬間そこに立往生たちおうじょうをしていた。
灰神楽 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
僕は立往生たちおうじょうをしていた。そして怪物どものさわぎを、見まもっているしかなかった。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
長安は空部屋をさがして支度したくせよといったが、見渡みわたしたところ、みなどうどうたる大名紋だいみょうもん幔幕まんまくばかりで、そんなところはありそうもなく、五人の勇士ゆうしも、それには、ちょッと立往生たちおうじょうしていると
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)