“突調子”の読み方と例文
読み方割合
とっぴょうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜中過ぎて、突然、硝子ガラスの表に思いッ切りきずを付けるような無気味な歯ぎしりが起ったり、寝言や、うなされているらしい突調子とっぴょうしな叫声が、薄暗い「糞壺」の所々から起った。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
其処あこから生きて帰れたなんて、神助け事だよ。有難かったな! んでも、この船で殺されてしまったら、同じだべよ。——何アーんでえ!」そして突調子とっぴょうしなく大きく笑った。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)