“突々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ずか/\33.3%
つか/\33.3%
つつ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伏せ両肌脱ぎて突々ずか/\薪水室まかないべやに歩み入りつ手桶の水を手拭に受け絞り切ッて胸の当りを拭きながら斜に小使を
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
目科も立留りてしば彼方此方かなたこなたを眺め居たるがやがて目指せる家を見出せし如く突々つか/\歩去あゆみさるにぞ藻西の家に入る事かと思いの外
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
門口には巡査か門番かの小屋こやがあって、あかりがついて居る。然し誰とがむる者も無いので、突々つつと入って、本堂のえんに上った。大分西に傾いた月の光は地をうて、本堂の縁はくらかげになって居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)