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空殻
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あきがら
ふりがな文庫
“
空殻
(
あきがら
)” の例文
壇の浦で有名な
平家蟹
(
へいけがに
)
などは八本ある足の中の四本を用いて、
蛤
(
はまぐり
)
のごとき貝の
空殻
(
あきがら
)
を背負い、他の四本で
匍
(
ほ
)
うている。
自然界の虚偽
(新字新仮名)
/
丘浅次郎
(著)
店に捨てた多くの
空殻
(
あきがら
)
を集めて小児が積み上げ、その上に蝋燭を
点
(
とも
)
し、行人に一銭を乞いてその料とす。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
といきなり両手を拡げて
武者振
(
むしやぶり
)
ついたと思ふと、力一杯頭突を食はせた。法律の箇条書で一杯詰つてゐる筈の頭は、案外空つぽだつたと見えて、缶詰の
空殻
(
あきがら
)
を投げたやうに、かんと音がした。
酒
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
といきなり両手を拡げて
武者振
(
むしやぶり
)
ついたと思ふと、力一杯
頭突
(
づつき
)
を食はせた。法律の
箇条書
(
かでうがき
)
で一杯詰つてゐる筈の頭は、案外空つぽだつたと見えて、缶詰の
空殻
(
あきがら
)
を投げたやうに、かんと音がした。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
殻
常用漢字
中学
部首:⽎
11画
“空”で始まる語句
空
空地
空虚
空想
空洞
空腹
空家
空気
空嘯
空手