“空声”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
からごえ75.0%
からごゑ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一旦退いた討手の勢はそれと見るより引っ返して再び門に迫ったが左右そうなく討ち入る事もせず同じ場所にたむろして空声からごえばかりを上げるのであった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ややしばらくしてから度胆どぎもを抜かれた空声からごえ筒抜つつぬかせたが、助同心の岡村、突然
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
づる弱きやつこ空声からごゑを毛の荒ものの如くふるまふ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)