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空声
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からごえ
ふりがな文庫
“
空声
(
からごえ
)” の例文
一旦退いた討手の勢はそれと見るより引っ返して再び門に迫ったが
左右
(
そう
)
なく討ち入る事もせず同じ場所に
屯
(
たむ
)
ろして
空声
(
からごえ
)
ばかりを上げるのであった。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
ややしばらくしてから
度胆
(
どぎも
)
を抜かれた
空声
(
からごえ
)
を
筒抜
(
つつぬ
)
かせたが、助同心の岡村、突然
鳴門秘帖:05 剣山の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
近づけば近づく程、敵が舟底に身を伏せているものと、疑心はさらに暗鬼を生んで、
汀
(
なぎさ
)
へ寄るとも躍りこむ者はなく、出ろ、自滅しろ、姿を出せ、と両岸から、
空声
(
からごえ
)
ばかりで影を追う。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
空
常用漢字
小1
部首:⽳
8画
声
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“空”で始まる語句
空
空地
空虚
空想
空洞
空腹
空家
空気
空嘯
空手