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穫
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え
ふりがな文庫
“
穫
(
え
)” の例文
けれど私の父はつもる不幸を耐えてきたおかげか、人生に対するさまざまのかなしみにもなれ、心の自由と愛とを
穫
(
え
)
ているようです。
青春の息の痕
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
また豆を植えかつ豆を
穫
(
え
)
んと欲するところに、麦が繁茂したならば、たとえ豆よりも尊いにしても、耕作者の目的に
適
(
かな
)
わぬ以上は、やはりこれを害草と同じく取扱わねばならぬ。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
彼は三升の
蕎麦
(
そば
)
を
蒔
(
ま
)
いて、二升の蕎麦を
穫
(
え
)
たことがある。彼が蒔く種子は、不思議に地に入って雪の如く消えて了う。彼が作る
菜
(
な
)
は多く
苦
(
にが
)
い。彼が水瓜は九月彼岸前にならなければ食われない。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
はびこるという文字の意味を悪く
解
(
と
)
るか
解
(
と
)
らぬかは、これを用うる人の意によりて
異
(
ちが
)
うので、豆を
穫
(
え
)
んとする人には、麦が
悪
(
あ
)
しき意味にはびこるのであり、麦を
穫
(
え
)
んとするところに豆が茂れば
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
穫
常用漢字
中学
部首:⽲
18画
“穫”を含む語句
収穫
收穫
収穫時
収穫物
収穫期
收穫時
収穫後
穫物
収穫女王
収穫所
収穫祭
収穫蔵
収穫貴婦人
秋季収穫
穫入