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稲光
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いなびか
ふりがな文庫
“
稲光
(
いなびか
)” の例文
その
稲光
(
いなびか
)
りのそらぞらしい明りの中で、ガドルフは
巨
(
おお
)
きなまっ黒な家が、道の
左側
(
ひだりがわ
)
に
建
(
た
)
っているのを見ました。
ガドルフの百合
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
より
江
(
え
)
はふと机から頭をもちあげて
硝子戸
(
ガラスど
)
へ顔をくっつけてみました。暗くて、ざわざわ木がゆれているきりで、何だか
淋
(
さび
)
しい晩でした。ときどき西の空で白いような
稲光
(
いなびか
)
りがしています。
蛙
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
南のずうっと向うの方は、白い雲か
霧
(
きり
)
かがかかり、
稲光
(
いなびか
)
りが月あかりの中をたびたび白く
渡
(
わた
)
ります。二人は
雀
(
すずめ
)
の卵ぐらいある雹の
粒
(
つぶ
)
をひろって
愕
(
おど
)
ろきました。
十月の末
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
稲
常用漢字
中学
部首:⽲
14画
光
常用漢字
小2
部首:⼉
6画
“稲”で始まる語句
稲荷
稲妻
稲
稲田
稲扱
稲荷様
稲村
稲荷鮨
稲荷町
稲架