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秋霧
ふりがな文庫
“秋霧”の読み方と例文
読み方
割合
あきぎり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あきぎり
(逆引き)
春雨
(
はるさめ
)
の明けの朝、
秋霧
(
あきぎり
)
の夕、此杉の森の
梢
(
こずえ
)
がミレージの様に
靄
(
もや
)
から浮いて出たり、棚引く煙を
紗
(
しゃ
)
の帯の如く
纏
(
まと
)
うて見たり、しぶく小雨に見る/\
淡墨
(
うすずみ
)
の画になったり、梅雨には
梟
(
ふくろう
)
の宿
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
大洋の中にいると同様に、わたしたちの日は遠い
秋霧
(
あきぎり
)
の中に消えている地平線まで
届
(
とど
)
いていた。ひたすら
広漠
(
こうばく
)
と
単調
(
たんちょう
)
が広がっている
灰色
(
はいいろ
)
の野のほかに、なにも目をさえぎるものがなかった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
秋霧
(
あきぎり
)
に
冒
(
をか
)
され給うて——
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
秋霧(あきぎり)の例文をもっと
(3作品)
見る
秋
常用漢字
小2
部首:⽲
9画
霧
常用漢字
中学
部首:⾬
19画
“秋”で始まる語句
秋
秋風
秋雨
秋海棠
秋波
秋日和
秋刀魚
秋草
秋霜
秋毫
“秋霧”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
エクトール・アンリ・マロ
徳冨蘆花
吉川英治