神鳴かみな)” の例文
陀羅だらゴマぜにゴマ真鍮しんちゅうゴマ、ぶんぶん鳴るのが神鳴かみなりゴマ、おどけておどるが道化どうけゴマ、せいのたかいは但馬たじまゴマ、名人独楽めいじんごま金造きんぞうづくり、豆ゴマ、かけゴマ、坊主ぼうずゴマ、みやこではやっておりまする。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だんだんそこいらが明るくなり、神鳴かみなりが鳴り、しまいには眼も明けていられないほど、まぶしい火の海の中にはいりこんで行こうとするのです。そこまで落ちたら焼け死ぬ外はありません。
僕の帽子のお話 (新字新仮名) / 有島武郎(著)