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神通
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じんずう
ふりがな文庫
“
神通
(
じんずう
)” の例文
豪
(
えら
)
いのね。でも悪魔、
変化
(
へんげ
)
ばかりではない、人間にも
神通
(
じんずう
)
があります。私が問うたら、お前さんは、
去
(
い
)
って聞けと言いましたね。
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
天狗の
神通
(
じんずう
)
をもってして、
不覚千万
(
ふかくせんばん
)
のようではあるが、かの杉の皮で鼻を
弾
(
はじ
)
かれて、人間という者は心にもないことをするから怖ろしいといった昔話などは、少なくともかつて人間と彼らとの間に
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
さればその方は先ず己を恥じて、
匇々
(
そうそう
)
この宝前を退散す可き分際ながら、推して
神通
(
じんずう
)
を較べようなどは、近頃以て
奇怪至極
(
きっかいしごく
)
じゃ。思うにその方は
何処
(
いずこ
)
かにて
金剛邪禅
(
こんごうじゃぜん
)
の法を修した
外道
(
げどう
)
の沙門と心得る。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
見ても、何でも分ったような、すべて承知をしているような、何でも出来るような、
神通
(
じんずう
)
でもあるような、尼様だもの。
清心庵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
蟹五郎
神通
(
じんずう
)
広大——俺をはじめ考えるぞ。さまで思悩んでおいでなさらず、両袖で
飜然
(
ひらり
)
と飛んで、
疾
(
はや
)
く剣ヶ峰へおいでなさるが
可
(
よ
)
いではないか。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
新夫人
(
にいおくさま
)
の、まだ、海にお
馴
(
な
)
れなさらず、御到着の遅いばかり気になされて、老人が、ここに形を消せば、瞬く間ものう、お姿見の中の御馬の前に映りまする
神通
(
じんずう
)
を、お忘れなされて
海神別荘
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“神通”の意味
《名詞》
神通(じんずう、じんつう)
(仏教)普通の人間の能力を超えた不可思議な能力。また、その能力を自在に操ることやその人。
(出典:Wiktionary)
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
“神通”で始まる語句
神通力
神通川
神通自在
神通眼
神通変化
神通妙用
神通広大