“破魔弓”の読み方と例文
読み方割合
はまゆみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
依田学海先生国民之友の附録を批して曰く、「舞姫」は残刻に終り、「拈華微笑ねんげみせう」は失望に終り、「破魔弓はまゆみ」は流血に終り、「酔沈香」は嘆息に終る。
舞姫 (新字旧仮名) / 石橋忍月(著)
彼は今までいかなることにたずさわっても人に劣り、人に負けたという記憶を持っていなかった。幼年時代に破魔弓はまゆみの的を競えば、勝利者は必ず彼であった。
忠直卿行状記 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
自分の眼から見れば、今の修理も、破魔弓はまゆみこそ持たないものの、幼少の修理と変りがない。
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)