破落々々ばら/\)” の例文
ソレ怪しき曲者くせもの召捕めしとれと聲の下より手先の者三人破落々々ばら/\と立懸り上意々々と云ながら取ておさへ忽ちなは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
開き七八人の惡漢わるものども破落々々ばら/\其所へ馳出かけいだし女を逃すな擔引ひつかつげと追取卷に女房も今は何とも絶體絶命ぜつたいぜつめい如何に此身が女なりとて非道ひだう手込てごみになるべきやと用意の懷劔くわいけん拔放ぬきはなち彼方此方を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
破落々々ばら/\と投付ける故くずや長八大に驚き江戸と云所は恐ろしく子供等までも人氣にんきわるい所なりと思ひ早々そこ/\に田町のかた逃出にげいだし此日もくづをばずしてかへりけるが長八は親分おやぶんの長兵衞へゆき右の咄を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)