“破芭蕉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やればしょう40.0%
やればせう40.0%
やればせを20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしわたくしには破芭蕉やればしょうの大きくゆるやかに自滅の覚悟を暗示するような態度は、まだなかなか学ばれていそうにも思われない。
枯葉の記 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
障子の紙も貼つてから、一冬はもう越えたのであらう。切り貼りの点々とした白い上には、秋の日に照された破芭蕉やればせうの大きな影が、婆娑ばさとして斜に映つてゐる。
戯作三昧 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
おのれにも飽きた姿や破芭蕉やればせを
枯葉の記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)