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砕
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こわ
ふりがな文庫
“
砕
(
こわ
)” の例文
旧字:
碎
おゝおゝ、どうかしましたか。大きな、大きな
鉄槌
(
げんのう
)
で、黙って坐って居る父様の、頭を打って幾つも打って、頭が半分
砕
(
こわ
)
れたので坊は大変びっくりした。
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
泣いたり、
哮
(
ほ
)
えたり、気を失ったり、テーブルを
転覆
(
ひっくりかえ
)
したり、御丁寧にランプまで
砕
(
こわ
)
して騒ぎを入れるには当らない事だ。お春さんは
衣服
(
きもの
)
を少し
破
(
やぶ
)
き、お歌さんは手を火傷した。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
正体の何といって説明のつかない品ばかりである。あるものはキラキラ光る
砕
(
こわ
)
れ硝子の寄集めのようである。あるものは褐色の
塵芥
(
じんあい
)
の山のように見える。あるものはつまらぬ棒切れのように見えた。
作男・ゴーの名誉
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
「はぐきの中に埋っていた歯は焼いても
砕
(
こわ
)
れないんです。」
童子
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
砕
常用漢字
中学
部首:⽯
9画
“砕”を含む語句
打砕
砕片
粉砕
玉砕
粉骨砕身
噛砕
零砕
破砕
撃砕
砕粉
踏砕
砕破
推砕
粉砕筒
破砕器
鉄砕
細砕
駁砕
露砕
頭砕
...