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矢橋
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やばせ
ふりがな文庫
“
矢橋
(
やばせ
)” の例文
六二
さしも伊吹の山風に、
六三
旦妻船
(
あさづまぶね
)
も
漕
(
こ
)
ぎ出づれば、
芦間
(
あしま
)
の夢をさまされ、
六四
矢橋
(
やばせ
)
の
渡
(
わたり
)
する人の
水
(
み
)
なれ
棹
(
さを
)
をのがれては、
六五
瀬田の橋守にいくそたびか追はれぬ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
この
頃
(
ごろ
)
近江
(
あふみ
)
の
矢橋
(
やばせ
)
で遊女梅川の墓が
発見
(
めつけ
)
られた。物好きな人の調べによると、梅川は忠兵衛に別れてから、幾十年といふ長い月日をこゝで暮し、八十三でころりと亡くなつたさうだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
帰る
矢橋
(
やばせ
)
の船でさへ
蛍の灯台
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
矢橋
(
やばせ
)
の渡し舟の船頭があやつるさばきあざやかな
水
(
み
)
なれ
棹
(
ざお
)
から身をかわして、瀬田の橋の方へ泳いでいくと、こんどは橋番からなんどもなんども追いたてられたのです。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
帰る
矢橋
(
やばせ
)
の船でさへ
未刊童謡
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
“矢橋”の解説
矢橋(やばせ)は滋賀県草津市の集落地名。矢橋から船に乗り対岸の石場に達すると東海道の近道になることから、古くから琵琶湖岸の港町として栄えた。近江八景の「矢橋帰帆」(瀟湘八景の遠浦帰帆と対応)として有名。現在は矢橋帰帆島が建設され当時の趣はない。また矢橋帰帆島と湖岸との間の水路に赤潮・アオコが発生しやすく問題が指摘されている。
(出典:Wikipedia)
矢
常用漢字
小2
部首:⽮
5画
橋
常用漢字
小3
部首:⽊
16画
“矢”で始まる語句
矢張
矢
矢鱈
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矢絣
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矢先
矢弾
矢筈