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矢張
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やッぱり
ふりがな文庫
“
矢張
(
やッぱり
)” の例文
其後
(
そのご
)
幾年
(
いくねん
)
か
経
(
た
)
って再び之を越えんとした時にも
矢張
(
やッぱり
)
怕
(
おそ
)
ろしかったが、其時は酒の力を
藉
(
か
)
りて、
半狂気
(
はんきちがい
)
になって、漸く此
怕
(
おそ
)
ろしい線を踏越した。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
それにしては話声もせず
篝
(
かがり
)
の
爆
(
はぜ
)
る音も聞えぬのは何故であろう? いや、
矢張
(
やッぱり
)
己
(
おれ
)
が弱っているから何も聞えぬので、其実味方は此処に居るに相違ない。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
まだ御札の
外
(
ほか
)
に萩原さまの
懐
(
ふところ
)
に入れていらっしゃるお
守
(
まもり
)
は、
海音如来
(
かいおんにょらい
)
様という有難い
御守
(
おまもり
)
ですから、それが有っては
矢張
(
やッぱり
)
お側へまいる事が出来ませんから
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
私も
矢張
(
やッぱり
)
其気で
便
(
たよ
)
って来たのだが、
便
(
たよ
)
って来てみれば事毎に案外で、ああ、何だか妙な気持ちがする。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
と、眼を
開
(
あ
)
けば、例の
山査子
(
さんざし
)
に例の空、ただ白昼というだけの違い。おお、隣の人。ほい、敵の死骸だ! 何という大男! 待てよ、見覚があるぞ。
矢張
(
やッぱり
)
彼
(
あ
)
の男だ……
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
▼ もっと見る
これは私ばかりでない、私の友人は大抵皆然うであったから、皆此頃からポツポツ
所謂
(
いわゆる
)
「遊び」を始めた。私も若し学資に余裕が有ったら、
矢張
(
やッぱり
)
「遊」んだかも知れん。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
矢
常用漢字
小2
部首:⽮
5画
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
“矢張”で始まる語句
矢張大根卸