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睡氣
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ねむけ
ふりがな文庫
“
睡氣
(
ねむけ
)” の例文
新字:
睡気
睡氣
(
ねむけ
)
交りに涙ぐんだが、少女心の他愛なさに、二人の弟が貰ふべき嫁を、誰彼となく心で選んでゐるうちに、何時しか眠つて了つた。
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
我わが問ひをもて
明
(
あきら
)
かにして
解
(
げ
)
し易き説をはや刈り收めたれば、我は恰も
睡氣
(
ねむけ
)
づきて思ひ定まらざる人の如く立ちゐたり 八五—八七
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
自
(
おのづ
)
から
睡氣
(
ねむけ
)
の差すまで、かうして過してゐる二三十分間が、彼れには一日中の最も樂しい時間であつた。
入江のほとり
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
紅い
掻卷
(
かいまき
)
の裏が、妙に惱ましく眼について、八五郎も暫くはモジモジして居りましたが、
半刻
(
はんとき
)
ばかり後には、恐ろしい
睡氣
(
ねむけ
)
と、初夏の薄寒さにこらへ兼ねて、お染に言はれた通り
銭形平次捕物控:015 怪伝白い鼠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
されど此時
後方
(
うしろ
)
よりはやこなたにめぐり來れる民ありて忽ちわが
睡氣
(
ねむけ
)
をさませり 八八—九〇
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
▼ もっと見る
その晩、主人の部屋に泊つたのは、
相模女
(
さがみおんな
)
のお村。始めのうちは、大きい眼を開いて、
看護
(
みと
)
るつもりでしたが、次第に猛烈に
睡氣
(
ねむけ
)
に
襲
(
おそ
)
はれると、我にもあらず、健康な
鼾
(
いびき
)
をかいて寢込んで了ひました。
銭形平次捕物控:020 朱塗りの筐
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
睡
常用漢字
中学
部首:⽬
13画
氣
部首:⽓
10画
“睡”で始まる語句
睡
睡眠
睡気
睡蓮
睡入
睡魔
睡眠剤
睡鴎
睡遊
睡齋