眼顔めかお)” の例文
旧字:眼顏
魂消たまげたね……下郎え……此の狸女たぬきあまめ……そんだらえ、そうお前の方で云やア是まで親父の眼顔めかおを忍んで銭を使って、おめえの死んだ仏の事を丹誠した
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
両人ふたりの話している所を聞けば、何か、談話はなしの筋の外に、男女交際、婦人矯風きょうふうの議論よりは、はるかまさりて面白い所が有ッて、それを眼顔めかおで話合ッてたのしんでいるらしいが、お勢にはさっぱり解らん。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)