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真槍
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しんそう
ふりがな文庫
“
真槍
(
しんそう
)” の例文
思いきや、時にあなたなる
西側
(
にしがわ
)
の
鯨幕
(
くじらまく
)
をしぼって、すらりと
姿
(
すがた
)
をあらわした
壮漢
(
そうかん
)
の手には、
遠目
(
とおめ
)
にもチカッと光る
真槍
(
しんそう
)
が持たれていた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「これでまいる! 素手は素手ながら三河ながらの直参旗本、早乙女主水之介が両の
拳
(
こぶし
)
、
真槍
(
しんそう
)
白刄
(
しらは
)
よりちと
手強
(
てごわ
)
いぞ。心してまいられい…」
旗本退屈男:11 第十一話 千代田城へ乗り込んだ退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
おゆきは身をひるがえして家の中へとびこんだが、すぐに
真槍
(
しんそう
)
の
鞘
(
さや
)
を払って現れた。
峠の手毬唄
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
真槍
(
しんそう
)
の突きっぷりを見せてやることになるんだ、さあ来やがれ、今までは米友様の御遠慮でなるべく怪我のねえように扱ってやったんだ、こうなりゃ肉も血も骨も
突削
(
つっけず
)
るからそう思え
大菩薩峠:06 間の山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
疋田小伯の門下の、
神後
(
じんご
)
五六郎や
榊市之丞
(
さかきいちのじょう
)
やらが、松下家の家来たちの求めに応じて、
真槍
(
しんそう
)
で力試しをしていた。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
縁日で歯磨を売る
香具師
(
やし
)
が、その前芸をやるために、あまり見物を近くへ寄せまいとして地面へ筋を引いて廻るのを、ここでは鞘を払った
真槍
(
しんそう
)
で、無雑作にブン廻しをはじめたのだから
大菩薩峠:20 禹門三級の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
まがり廊下の横合いから、サッと見えた
真槍
(
しんそう
)
の
燐光
(
りんこう
)
、ビクリッとして飛びのくと
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
番士
(
ばんし
)
は
具足
(
ぐそく
)
、
真槍
(
しんそう
)
、
鉄砲
(
てっぽう
)
、すこしも戦時とかわらない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
真
常用漢字
小3
部首:⽬
10画
槍
漢検準1級
部首:⽊
14画
“真槍”で始まる語句
真槍隊