直土ひたつち)” の例文
いたいたし脚のほそりの眼をさらず我は踏みありく光る直土ひたつち
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
直土ひたつちわらき敷きてぬること常と思へば悲しきものを
礼厳法師歌集 (新字旧仮名) / 与謝野礼厳(著)
直土ひたつちに わら解きしきて
日本の美 (新字新仮名) / 中井正一(著)
いたいたし脚のほそりの眼をさらず我は踏みありく光る直土ひたつち
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
直土ひたつちの春のしめりに今朝見えてすれすれを飛ぶやはき蝶なれ
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
直土ひたつちえつつ黄ばむほほの花晝は仔犬が掻きてゐにけり
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
直土ひたつちえつつ黄ばむほほの花昼は仔犬が掻きてゐにけり
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
往還に眼窩めのくぼふかき子は立てりほろほろとかは直土ひたつちの照り
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
直土ひたつちに子らかき坐り夏おそし種人蔘の立枯れの花
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)