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白粉花
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おしろいばな
ふりがな文庫
“
白粉花
(
おしろいばな
)” の例文
白粉花
(
おしろいばな
)
ばかりは咲き残っていたが
鶏頭
(
けいとう
)
は障子にかくれて丁度見えなかった。熊本の近況から漱石師の噂になって昔話も出た。
根岸庵を訪う記
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
白粉花
(
おしろいばな
)
、
夜中
(
よなか
)
に表を
叩
(
たゝ
)
くから、
雨戸
(
あまど
)
を明けてふと見れば、墓場の上の
狐火
(
きつねび
)
か、
暗闇
(
くらがり
)
のなかにおまへの眼が光る。噫、おしろい、おしろい、
汚
(
よご
)
れた
夜
(
よる
)
の
白粉花
(
おしろいばな
)
。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
露草、
鳳仙花
(
ほうせんか
)
、
酸漿
(
ほおずき
)
、
白粉花
(
おしろいばな
)
、除虫菊……密集した小さな茎の根元や、くらくらと光線を吸集してうなだれている葉裏に、彼の眼はいつもそそがれる。とすさまじい勢で時が逆流する。
苦しく美しき夏
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
矢車草
(
やぐるまさう
)
、
思草
(
おもひぐさ
)
、
白粉花
(
おしろいばな
)
、
生
(
しやう
)
の
眞
(
まこと
)
の美人よりもおまへの
方
(
はう
)
がわたしは
好
(
すき
)
だ。
滅
(
ほろ
)
んだ花よ、むかしの花よ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
“白粉花(オシロイバナ)”の解説
オシロイバナ(白粉花、白粧花; 学名: Mirabilis jalapa)は、オシロイバナ科の多年草または一年草である。南アメリカ原産で、日本には江戸時代始めごろに渡来した。花が美しいため観賞用に栽培されるが、広く野生化もしている。
リンネの『植物の種』(1753年) で記載された植物の一つである。
(出典:Wikipedia)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
粉
常用漢字
小5
部首:⽶
10画
花
常用漢字
小1
部首:⾋
7画
“白粉”で始まる語句
白粉
白粉気
白粉刷毛
白粉焼
白粉垢
白粉壺
白粉草
白粉焦
白粉下
白粉首