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白木蓮
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はくもくれん
ふりがな文庫
“
白木蓮
(
はくもくれん
)” の例文
「寂しいとこ行きたい、誰も居やはらんとこ大好きどす。」すかし
幌
(
ほろ
)
の
裡
(
なか
)
から、
白木蓮
(
はくもくれん
)
のような横顔なのです。
白花の朝顔
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
白木蓮
(
はくもくれん
)
は花が咲いてしまってから葉が出る。その若葉の出はじめには実にあざやかに明るい浅緑色をしていて、それが合掌したような形で中天に向かって延びて行く。
柿の種
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
ところどころの家々に
白木蓮
(
はくもくれん
)
や
連翹
(
れんぎょう
)
の花が咲いていたりして、平生ならばいかにも心が浮き立つような景色でありながら、矢張何となく重い気分に
惹
(
ひ
)
き込まれるのを防ぎようがなかった。
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
障子を明けると、青空に
映
(
うつ
)
る花ざかりの大きな
白木蓮
(
はくもくれん
)
が、夜来の風雨に落花狼藉、満庭雪を
舗
(
し
)
いて居る。推参の客は主翁に対して久しぶりに
嘘
(
うそ
)
と云うものを
吐
(
つ
)
いた。彼は葛城家の使者だと云うた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
白木蓮
(
はくもくれん
)
の花咲きたりと話す声
何処
(
どこ
)
やらにして日の永きかな
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
白
常用漢字
小1
部首:⽩
5画
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
蓮
漢検準1級
部首:⾋
13画
“白木”で始まる語句
白木
白木綿
白木屋
白木造
白木綿雲
白木綿花
白木槿
白木綿等
白木作
白木彫