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発落
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なりゆき
ふりがな文庫
“
発落
(
なりゆき
)” の例文
旧字:
發落
その話の
発落
(
なりゆき
)
が
恁
(
か
)
うして歩いてゐ乍らも心に懸らぬではない。否、それが心に懸ればこそ、静子は
種々
(
いろいろ
)
の思ひを胸に畳んだ。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
リツプは元から政治家ではないから、国の
発落
(
なりゆき
)
には余り感じませなんだが、かれも曾て一種の圧制の下に立つて、
大息
(
ためいき
)
ばかり
吐
(
つ
)
いて居た事がありました。それは女房の圧制です。
新浦島
(新字旧仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
同時に写された書中其
発落
(
なりゆき
)
を詳にすべきものは、狩谷氏の本が市に
鬻
(
ひさ
)
がれ、渋江氏の本が海底に沈んだと云ふのみである。小島氏、森氏の本はどうなつたか、一も聞く所が無い。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
先刻
(
さつき
)
町から帰つてから、待てども/\兄が帰らぬ。母も叔母も何とも言つてくれぬだけ
媒介者
(
なかうど
)
との話の
発落
(
なりゆき
)
が気にかかつた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
発
常用漢字
小3
部首:⽨
9画
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“発”で始まる語句
発
発見
発句
発作
発心
発矢
発奮
発止
発足
発起