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発向
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はっこう
ふりがな文庫
“
発向
(
はっこう
)” の例文
あわてて都から、討伐に向った
城資永
(
じょうのすけなが
)
は
斃
(
たお
)
れ、新たに、精鋭を組織して、
薩摩守忠度
(
さつまのかみただのり
)
は今、北国路へ
発向
(
はっこう
)
している。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
このたびの上洛は、私の戦いとは異なる旨、
発向
(
はっこう
)
の前夜、
篤
(
とく
)
と申し聞けたとおりである。大義の弓矢たることを
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
直ちに幕下へ
発向
(
はっこう
)
の触れをまわして、兵数も増して五千余騎となし、夜と共に出で立つ準備にとりかかった。
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
侍側の家臣たちも、気にしてはいたが、わざとその
故
(
ゆえ
)
を問わなかった。今朝、
沓掛
(
くつかけ
)
の城を出て
発向
(
はっこう
)
する折、義元は、どうしたのか駒の背から振り落されて落馬した。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それが秋の
午過
(
ひるす
)
ぎを、
揺々
(
ようよう
)
と、動くが如く、動かぬがごとく、いわゆる戦気満々に、
発向
(
はっこう
)
——の一令を待っているのが、武者のみか、馬までが、もどかしげに見えるのだった。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
出陣を見、帰陣を見、大坂城と美濃地方とのあいだを、これでこんどは、幾度目の
発向
(
はっこう
)
か。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
こんど、
麦飯山
(
むぎめしやま
)
の出征には、兵力一万五千が
発向
(
はっこう
)
を命じられている。秀吉はもちろんそれに対して、老巧な臣と、勇敢なる若手の将を、部隊部隊に配しはしたが、総大将としては
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「もとより、即日、御城下から
発向
(
はっこう
)
いたしまする」
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
中国
発向
(
はっこう
)
のとき
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“発向”の意味
《名詞》
目的地に向かい出発すること。
討伐すること。
発行すること。
(出典:Wiktionary)
発
常用漢字
小3
部首:⽨
9画
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
“発”で始まる語句
発
発見
発句
発心
発作
発矢
発奮
発足
発止
発起