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痛恨
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つうこん
ふりがな文庫
“
痛恨
(
つうこん
)” の例文
百霊の
痛恨
(
つうこん
)
は思いやられる。悲惨はいうもおろかである。さはいえまた、
極
(
きわ
)
まりなく美しい生命の
業火
(
ごうか
)
よとも仰がれた。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
過去
(
くわこ
)
の
痛恨
(
つうこん
)
を
新
(
あらた
)
にすべく、
普通
(
ふつう
)
の
人
(
ひと
)
が
滅多
(
めつた
)
に
出逢
(
であ
)
はない
此
(
この
)
偶然
(
ぐうぜん
)
に
出逢
(
であ
)
ふために、千百
人
(
にん
)
のうちから
撰
(
え
)
り
出
(
だ
)
されなければならない
程
(
ほど
)
の
人物
(
じんぶつ
)
であつたかと
思
(
おも
)
ふと、
宗助
(
そうすけ
)
は
苦
(
くる
)
しかつた。
又
(
また
)
腹立
(
はらだゝ
)
しかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
だが、そう決したのちも、藤吉郎を犠牲にしたかと考えると、
痛恨
(
つうこん
)
にたえなかった。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「だが、いかに
痛恨
(
つうこん
)
してみても、実力のある曹操をどうしようもあるまいが」
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「このうらみは、きっとはらすぞ。今はなお、官兵衛様のご一身を助け出すまで、われらの身もままならぬが、いつかは必ず、半兵衛重治にたいし、この
痛恨
(
つうこん
)
を思い知らせずに措くものではない」
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“痛恨”の意味
《名詞》
痛 恨(つうこん)
非常に残念に思うこと。
(出典:Wiktionary)
痛
常用漢字
小6
部首:⽧
12画
恨
常用漢字
中学
部首:⼼
9画
“痛恨”で始まる語句
痛恨事
痛恨祷