畳針たたみばり)” の例文
旧字:疊針
それから、その根本にかがんで、かばんをひらきました。しばらくかちゃかちゃやってから、注射器をとりだしました。畳針たたみばりのような大きな針がついていました。
山の別荘の少年 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
あるい畳針たたみばりかって来て畳のおもてえ、又或は竹を割っておけたがを入れるような事から、そのほかの破れ屋根のりを繕うまで当前あたりまえの仕事で、皆私が一人ひとりでして居ました。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)