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異香
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いかう
ふりがな文庫
“
異香
(
いかう
)” の例文
以前
(
いぜん
)
の
少年
(
せうねん
)
も
手傳
(
てつだ
)
つて、これから
包
(
つゝみ
)
を
解
(
と
)
いて、
人參
(
にんじん
)
を
卓子
(
テエブル
)
一杯
(
いつぱい
)
に
積上
(
つみあ
)
げる。
異香
(
いかう
)
室内
(
しつない
)
に
滿
(
み
)
つ——で、
尊
(
たふと
)
さが
思遣
(
おもひや
)
られる。
人参
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
この法師の
屍骸
(
しがい
)
の口には、まつ白な
蓮華
(
れんげ
)
が開いてゐるぞ。さう云へば此処へ来た時から、
異香
(
いかう
)
も漂うてはゐた
容子
(
ようす
)
ぢや。では物狂ひと思うたのは、尊い
上人
(
しやうにん
)
でゐらせられたのか。
往生絵巻
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
潮
(
うしほ
)
に
異香
(
いかう
)
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
“異香”の意味
《名詞》
普通と異なって優れた香り。
(出典:Wiktionary)
異
常用漢字
小6
部首:⽥
11画
香
常用漢字
小4
部首:⾹
9画
“異香”で始まる語句
異香薫