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画餅
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がへい
ふりがな文庫
“
画餅
(
がへい
)” の例文
旧字:
畫餠
明朝になったなら、またどうにかしようというのであった。しかしそれは
画餅
(
がへい
)
になった。おれはとうとう包みと一しょに寝た。
襟
(新字新仮名)
/
オシップ・ディモフ
(著)
明日の晩お敏に逢えなけりゃ、すべての計画が
画餅
(
がへい
)
になる
訣
(
わけ
)
だろう。そう思ったら、僕はもう、神にも仏にも見放されたような心もちがしてね。
妖婆
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
折角
(
せっかく
)
白井が尽力してくれたのも
画餅
(
がへい
)
となった、大久保某の言に
拠
(
よ
)
ると、只見川の上流の白沢を登るが便利というので、この登路は林治は知らないのである
平ヶ岳登攀記
(新字新仮名)
/
高頭仁兵衛
(著)
かくて第二次のお国の計画も
画餅
(
がへい
)
に帰したが、平左衛門大難の日は刻々と迫ってくる。しかもその前夜、平左衛門は、姦夫源次郎の姿に身をやつして、ワザと孝助の槍先にかかってしまうのである。
我が円朝研究:「怪談牡丹灯籠」「江島屋騒動」「怪談乳房榎」「文七元結」「真景累ヶ淵」について
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
で、マタ・アリも大いに喜んで、殿下のお供をしてトルコへ
発
(
た
)
とうとしていると、パリーのエジプト関係者から思いがけない電報が飛んで来て、このドイツの策略はすっかり
画餅
(
がへい
)
に帰してしまった。
戦雲を駆る女怪
(新字新仮名)
/
牧逸馬
(著)
▼ もっと見る
この時云い合せたように
吐息
(
といき
)
をして、ちらりと視線を交せましたが、兼て計画の失敗は覚悟していても、一々その
仔細
(
しさい
)
を聞いて見ると、今度こそすべてが
画餅
(
がへい
)
に帰したと云う
妖婆
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“画餅”の意味
《名詞》
画餅(がべい)
役に立たないもの。計画だけあって、実現しないもの。
(出典:Wiktionary)
画
常用漢字
小2
部首:⽥
8画
餅
常用漢字
中学
部首:⾷
15画
“画”で始まる語句
画
画家
画工
画布
画策
画師
画筆
画舫
画帖
画板