申受もうしう)” の例文
初めてうけたまわった、侍が犬の供を召連めしつれて歩くという法はあるまい、犬同様のものなら手前申受もうしうけて帰り、番木鼈まちんでも喰わしてろう、何程なにほど詫びても料簡は成りません
清水は平生へいぜい勇気もあり随分ずいぶんそんな事の好きな人で、れは面白いいって見ようと容易たやすく承諾し、横浜税関の免状を申受もうしうけて旗艦きかんに乗込み、先方にちゃくして親しく戦争をも見物したその縁があるので
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)